店 名 | 場 所 | 訪問日 | 番号 |
十割蕎麦 らく屋 | 大阪市浪速区 | 2023/10/26 | 314 |
南海電鉄難波駅から600mほど国道26号を渡り西へ。八坂神社の裏手の方にある。先月オープンしたばかり、古家をリノベーションしたとのこと。2階は民泊になっている。店の周りには外国人の旅行者が多く見られる。 | |||
入口を入って左側に6席テーブルが1卓ある。洋室か応接間だったような部屋。その横が床の間と欄間のある和室に4席テーブルが2卓、さらに4畳半の和室に4席テーブルと2席テーブルがひとつずつある。 ゆったりとした店内は過ごしやすい。玄関から見た感じより奥域があり広い。 |
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おばんざいランチ(数量限定)、お代は1500円。おばんざい+出汁巻き玉子+ご飯+自家製麹漬け。 そば粉は北海道産、丸抜きと挽きぐるみの粉をブレンドしている。やや太めの十割蕎麦は丁寧に打たれており、新そばらしく香りが立っている。つゆは、鰹出汁が効いていて柔らかく蕎麦にからむ。 店主は50才代と思われる女性で、この蕎麦を打っている。弟子を取らない蕎麦打ち人に教えてもらったので、名前をお聞きしたが言えないらしく、蕎麦屋でも働いていたらしい。 |
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おばんざいは、そば豆腐・レンコン煮梅肉風味・ゴボウサラダ・出汁巻き玉子・キュウリの麹漬けもろみ添え。どれも少量であるが手が込んでおり嬉しい味だ。 お酒のメニューを見ると辛口の日本酒が並んでおり、酒のアテにはぴったりだ。夜の営業は、河内鴨の鍋料理がメインのようである。 |
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座敷テーブルから見える綺麗に整備された中庭は、気持ちが落ち着く。奥に見えるガラス戸の向こうが厨房らしく、出来上がった料理は廊下を渡って運ばれてくる。 タイムスリップしたような雰囲気で、ゆっくりした時間を楽しませてくれた。 |