店 名 場 所 訪問日 番号
蕎麦きり 彦衛門  奈良都市あやめ池南 2021/2/6 259
近鉄奈良線菖蒲池駅から500mほど、閑静な住宅街にある。
店に着いた12時には8台ある駐車場は満車で、店の中で6人、外で2人待ちができている。ちょうど2回転目の10分ほど案内された。
10席の長テーブル。左奥に梅が生けられ、飾り棚、そして照明も凝っている。白いのれんがトイレ、その横の窓が蕎麦打ち場だ。
他にカウンタ3席と4席テーブルが2卓ある。
貝柱とあわび茸のせいろ、お代は1500円。薬味にネギと、黒七味が添えられる。蕎麦は絹びきとあらびきを選ぶことができる。
あらびきせいろ、そば粉は岡山県蒜山産を玄挽き。十割のようで太くて硬くて短いが、噛み応え、食べ応えがある。しっかりとした蕎麦の味が口に広がり楽しめる。客の半数以上をこちらをチョイスしているようだった。
つゆの下には、貝柱が3個沈んでいる。エリンギに見えるがあわび茸の触感はさすがあわびに似ている。香りもよく、濃いめの甘いつけ汁が個性の強いあらびきとよくマッチしている。
そば茶の受けには、そばかりんとう、ビールの受けには大福豆が出された。他の料理も食べてみたい衝動にかられる。
鴨せいろ、お代は1500円。蕎麦は、青森県十和田産の丸抜き。緑がかかって美しい。丁寧に打たれており水切りもいい。蕎麦の香りを楽しんだ後は、鴨汁と合わせる。
厚切りの鴨ロースが3切れ、火入れ具合がよく柔らかい。粉山椒とネギも投入してそばと楽しむ。出汁は、とても甘く感じた。
店そば湯はポタージュ風。別にそばつゆも出された。天せいろなどに出されるつゆだが、鰹の味が強くそばゆに合わない。つけ汁を合わせると甘さがさらに増した。黒七味とネギを投入して頂く。