店 名 場 所 訪問日 番号
甘味・手打ち蕎麦 しも村  京都市伏見区 2021/3/24 263
世界文化遺産醍醐寺の門前にある。地下鉄東西線醍醐駅から10分ほど、駅からの通り道ではないので目立たないたたずまいだ。観光地近くの蕎麦屋は、期待してはいけないと暖簾をくぐる。
8席の長テーブル。2席テーブルが2卓、4席テーブルが1卓。そして小上がりの6席テーブル。
店の奥が厨房で、2階には客席はないようだ。落ち着いた店の雰囲気である。
ゆばそば、お代は1000円。白い湯葉が丼に広がる。桜を型どったお麩が鮮やかで季節感を出している。黄色の柚子と緑のネギもいい感じだ。
甘めの薄口の出汁が口に広がる。暖かい日だが、歩き疲れた足元まで染み渡る。
山菜おろしそば、お代は1000円。山菜そばのわりには山菜が少ない、大根も少ない。ぶっかけでいただく。二八らしき蕎麦は綺麗な色をしている。切りが全体的に不揃いで、びっくりするくらい太いのも混じっている。
ぶっかけのためか、そば湯は出てこない。
蕎麦のメニューは、ざる・やまかけ・にしんなど7種類と少なく、観光地にはめずらしく揚げ物・ご飯ものもなかった。
ぜんざい(白玉入り)、お代は600円。看板に甘味と書いてあるが、甘味のメニューはぜんざいのみ。関西はお餅を使うことが多いが白玉が3個。
甘い小豆が、程よく煮えている。
すぐ前の醍醐寺の枝垂れ桜が見頃を迎えていた。ソメイヨシノは五分咲きあたり。
まるで桜のシャワーだ。