店 名 場 所 訪問日 番号
手打ちそば はやし 奈良県北葛城郡広陵町 2022/1/8 278
屋号の頭には、「楽蕎麦遊時処」が付く。近鉄大阪線五位堂駅が最寄りであるが、町中の不便なところにある。店主は建設関係の営業マンを51歳で脱サラし、当麻寺近くの楽庵(先代)で修行し、開業して21年。フロアに愛想のいい奥さんがいる。
コロナ対策のため席数は、間引かれていたが、テーブルばかり6卓ほどあり20席。
三つ揃えそば、お代は1500円。三種類の蕎麦を、半分ぐらいの量で出してくれる。
まずは、田舎そば。太さと黒さに度肝を抜かれる。今までで最高の太さだ。噛み応えが抜群で蕎麦の味を思いっきり楽しめる。ビールのアテになる。
2品目は、せいろ。ガラッと様子が変わった。繊細な味と香りを味わう。
そば粉は、茨城県常陸秋そば・富山県山田清水在来種・福井県大野在来種から厳選して打たれている。
3品目は生粉そば。せいろとは異なって太切りで出てくる。切れっぱなしも良いアクセントだ。香りを十分に楽しめる。
3種類それぞれの歯ごたえ、香りに見た目を、楽しませてくれた。
蕎麦には、辛口とやや甘めのそばつゆ2種類が用意されている。極太は、辛口つゆで頂いても負けない個性の強さだった。奈良の赤米も美味しい。
そばピザ、お代は1230円。そば粉に鰹出汁を練りこんだビザ生地に甘味噌の鶏ミンチ、チーズをトッピングしている。蕎麦の香りもあり、生地に厚みがあるのでしっとり感とサクサク感のバランスがいい。
天気が良く日当たりのよい玄関先で待っていると喉が渇いたので、蕎麦前はビール。付きだしもよく、極太やピザにもよく合った。