店 名 場 所 訪問日 番号
蕎麦・菜食  一如庵 奈良県宇陀市 2022/8/20 290
近鉄大阪線桜井駅から車で山間を20分ほど。最寄りのインターチェンジは西名阪国道針インター。
店の前の道は、伊勢本街道が通っておりその側には、内牧川が流れている。近くには、牡丹で有名な長谷寺がある。
駐車場は隣に7台分あり、大阪ナンバーや三重ナンバーなど県外の車も止まっている。
入口左の店名を書かれた石は、前の河原で拾われた物だろうか。門をくぐって右手にはかわやがある。昔ながらの民家なのでトイレは屋外にある。
築100年以上も経つ古民家であるが、ミシュラン掲載店だけあって開店前には、玄関ガラス戸の前には予約客が並んでいる。ガラス戸を入って土間左が板の間、古い家財が蕎麦の期待を膨らませてくれる。
2席テーブルが、窓際に2卓、奥の窓側に4席テーブル1卓と座卓4席が1卓、窓の外でにも席があるようだ。座敷中央に4席テーブルが1卓。照明は、やや暗い。
もり、お代は1100円。そば粉は茨城県水府産とのことで、常陸秋そばと思われる。つなぎを3%使用しているとのこと。細打ちでツルツルしており、やや硬めなのでのど越しがいい。水切りが悪いのかやや多く水が残っているが、水の綺麗さも有名なのでわざと水をまとわせているのだろうか?
香りは少なめでつゆは甘めだ。
酒の皿、お代は1350円。酒をオーダーした場合に注文できる。蕎麦前に持ってきてもらうようにお願いしたら、よく理解してくれた。高野豆腐・山芋・もずく・キュウリとカボチャ・シシトウ・キュウリと茗荷など酒がすすむアテとなっている。
11時に数組が入店して、一番最初に天麩羅が運ばれた席でも30分が過ぎていた。マイペースの時間が流れている。
天ぷら0.5、1人前、お代は990円。2人前のセットだが半分でも注文ができる。ただし予約時にオーダーしなければならない。紫蘇をまいた茄子・ズッキーニ-・舞茸・人参・オクラなど大和野菜が揚げられている。塩をかけているとのことで天つゆはない。
蕎麦つゆ以外はヴィーガンであると、こだわっている。
辛みおろしそば、お代は1320円。山葵が辛み大根に変わる。丸い形に整えられた辛み大根がカワイイ。
コロナ時であるが、アクリル板はなく他の席とは仕切りが設置されており、距離は保たれている。
床の間の飾りと、外壁のオブジェ。個性の強いものも置かれているが、どれも店の雰囲気になじんでおり安らぎの空間を演出してくれていた。