店 名 場 所 訪問日 番号
出雲そば かわばた
奈良市三碓 2023/5/13 309
近鉄奈良線富雄駅から徒歩10分ほどのところにある。駐車場は、お店左の路地を入ったところに4台ある。店舗の2階は住居のようで、ご夫婦で営んでおらてるようだ。店主は島根県浜田市出身とのことで、出雲そばを出されている。
愛想の良い女将さんは、常連さんの注文には割子かざるかを覚えておられ、テキパキと注文を通すのが気持ちいい。
店内左、テーブル4席が2卓、カウンタは6席。店の右奥にはそば打ち場がある。カウンタからは、厨房の仕事がよく見える。
(冷)天ぷら割子、お代は1630円。割子は3枚が1人前、3段積みだ。そば粉は北海道幌加内産の挽きぐるみ。出雲産を使わないのかと尋ねると交渉しただ粉が少ないので仕入れができなかったとのこと。
蕎麦は、太目の一九打ち。茹で時間は手元の時計で四人前2分と長い。長く茹でているが柔らかく、なくしっかりとした歯ごたえだ。女将さんが釜前をされており、釜は小ぶりなので時間がかかるのかしきりにすくい笊を入れながら蕎麦の様子を見ている。タイマーはなく頃合いをみてすくい上げる。17年のキャリアだ。
サクサクに揚げられた海老天ぷら、まずは抹茶塩でいただく。ぶっかけのためかつゆは薄めだ、天ぷらとも相性がいい。
割子定食A、お代は1300円。割子は2段、親子丼か玉子丼を選べるので親子丼にする。一品は薄味のこいもの煮物、味噌汁、漬物も添えられている。親子丼の薄味は、蕎麦つゆとも共通している。
県道沿いにぽつんとお店があるが、地元に愛されて長続きしている感じがする。
ほんの少し車を走らすと霊山寺がある。お寺には珍しく英国調のバラ庭園が広がる。200種2000株の薔薇が見頃を迎えていた。混ぜご飯のようにたくさんの種類が並んでいる。薔薇のいい香りが漂う。
園内にはティーテラスもあり、順番待ちでパラソルの下でアフタヌーンティーを楽しんでおられた。