店 名 場 所 訪問日 番号
ここうみ食堂 泉佐野市新町 2021/5/29 270
阪神高速湾岸線泉佐野北ICを降りて、佐野漁港前交差点を右折。泉佐野漁港組合の青空市場がある。一般客でも新鮮な魚介類を買うことができる市場だ。
その青空市場の中ほど右にここうみ食堂がある。上は市場の中から、下は市場の外からの写真。開店して1年半とのこと。市場内にはもう一軒寿司屋があった。
店に入ると意外と広い。4席が4卓、2席が2卓そしてカウンタが8席。白木の一枚もののカウンタは立派だ。他のテーブルや壁も木のぬくもりを感じる。市場の中の店にしては、凝った作りである。日本酒の冷蔵庫もしっかりある。お茶は、機械式のセルフサービス。
せいろ、お代は880円。トッピングとして穴子の天麩羅を注文した。お代は、440円。
 丸抜きのそば粉、外二で打っているとメニューにある。やや短いがつるつるの触感がいい。竹皿に3つに分けた盛り方は以前にも見たことがある気がした。
 初老の職人が打ったとのこと。なんと以前は熊取町の「花舟庵」の大将であると中年の女店員さんに教えてもらった。店を閉めたのは、ネットで見たが、まさかこのようなところで再会するとは驚きだ。知る人ぞ知る「遊蕎子」片倉康雄氏の最後の直弟子であると、以前本人から聞いたことがある。蕎麦の道具や器も以前のお店の物を使っているとのこと。
店の横の魚屋も同じ経営とのこと。そのためメニューには海鮮丼や地元のガッチョの唐揚げ、しらす丼がある。
小ぶりだが身の厚い穴子の天麩羅に大阪湾を味わった。
漁船が市場に着く午後2時半ごろを狙って訪れたが、港は静か。この日は、強風のため漁が出なかったとのこと。それでも店内には活きのいい大阪湾産が並んでいる。港の向こうには関空大橋が見える。