店 名 場 所 訪問日 番号
石臼挽蕎麦  かおく 天理市柳本町 2022/9/24 293
JR桜井線柳本駅が最寄り駅だが少し距離がある。近くには長岳寺、お店は県道169号線沿いにある。古くもない民家、かといって新しくもない。駐車場は6台ほど止めることができる。
前回訪れた時は蕎麦が売切れだったので、リベンジ。電話をすると席は予約できないが、蕎麦の取り置きをしてくれる。丁寧に女将さんが対応してくれた。
4席が3卓、2席が2卓の店内。玄関正面の厨房は、リホームされているが。店内はほとんどリホームされた形跡はない。室内の照明ぐらいか。鴨居や床の間があって畳は傷んだままだ。
きのこそば、お代は1050円。えのき・しめじ・なめこ・なめたけ炊いたものがトッピングされている。煮汁も加わってぶっかけの出汁は甘めだ。
蕎麦は北海道産の玄挽き十割。きのこに負けない個性を主張しており、綺麗に打たれている。
味つけ半熟たもご入りとろろつけそば限定6食、お代は1150円。温かいだしの中に味つけ半熟たまごと三つ葉が入っている。とろろを投入して、蕎麦をつけていただく。こちらも甘めであるが、とろろと相まって蕎麦によく絡む。緑色を帯びた丸抜きの蕎麦は、細めで綺麗に揃えられている。店主は交野市の「乃田」で修行されたとのこと。
蕎麦米入りとろろごはんは300円。蕎麦の実がはいっており、出汁で炊かれている。とろろにも蕎麦つゆを入れていただく。蕎麦の実を口の中でツブツブと楽しむことができた。
そば茶プリンは、250円。ほんのりそば茶の香りと柔らかなプリン、〆の一品となった。
店から山手に15分ほど車で走ると桜井市の笠地方のソバ畑が広がる。気のせいか今年の蕎麦は背は低いように感じられた。